恐怖の大王

ここ最近発生した豪雨は凄まじいものがあります。被災された地域が一刻も早い復興を遂げられることをお祈りしております。また、依然として厳しい状況が続くと報道されていますので、くれぐれもお気をつけください。

東京都豊島区雑司が谷

自然災害はますます頻度が高く、被害も深刻なものとなっています。これが地球の歴史周期上のものなのか、それとも人間の環境破壊によるものなのか、私には判断がつきません。地震や台風、豪雨の被害は急激に増えています。新型コロナウイルスや新型インフルエンザ、SARSなどの感染症の発生も頻発していますし、バッタの大量発生による蝗害(こうがい)も深刻です。

これだけあからさまに災害が増えると、何者かが人間を敵視しているのではないかと考えてしまうのも無理はないと思います。二十年遅れて恐怖の大王がやってきたようにも思えます。

傲慢な人間に対する自然界からの復讐にもみえますし、地球のT細胞が活性化して浄化作用が働いているようにもみえます。二十年前は60億人だった人口が、十年前は70億、昨年は77億人に達しています。とんでもない増殖率の人間を、誰かが必死で減らそうとしているのではないかと私も思います。但し、自然災害が起きても、人間が勝手に戦争を起こしても、その数が著しく減ることはありません。もし今、二人にひとりが死んだとしても、総人口は60年前ほどにしか減らすことができません。

では、どうしたらよいのかというと答えが見つかりません。小さな努力を重ねましょう、できる範囲でやりましょう、という言葉に従ってみても、深刻な状況を打開するのはかなり難しいかもしれません。

「いまだに宇宙人と交流できないのは、彼らがその技術を確立する前に絶滅してしまうから」という話があります。私たち人類は、この話のように高い次元に移行する前に絶滅してしまうのでしょうか。なんとかせねばと焦りますが、なすすべもなく呆然としてしまいます。

ベランダや土手の草木や虫たちを見ていると彼らと心を交わせた気持ちになりますが、実際には大きな隔たりがあり、この先一緒に過ごすことができないのではと考えてしまいます。

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