ハマユウ、二度目の開花

昨年初めて花が咲いたハマユウ(浜木綿)が今年も開花しました。ハマユウはヒガンバナ科の多年草で、房総半島から西日本にかけて生息する植物です。昨年は六月十一日頃の開花でしたが、今年は一週間ほど遅れて十八日です。

ハマユウ(浜木綿)の蕾

通常は何年かで花を咲かせるようですが、私の場合は生育に難があったためか二十年以上経ってようやく開花するようになりました。昨年はこの植物の名前もわからず知識も皆無だったので、花が咲いたら植物自体が枯れてしまうのではないかと心配しました。

ハマユウ(浜木綿)の蕾

昨年に続き今年も花を咲かせたということは、これから毎年開花するということなのでしょうか。ようやく成人したのかもしれません。花はヒガンバナのように繊細で、白い花弁が非常に美しいです。

ハマユウ(浜木綿)の花

この植物は私が二十代後半から三十代前半にかけて神津島に遊びに行った際、民宿の方がお土産として渡していただいたものです。

ハマユウ(浜木綿)の花

育てていた年月を振り返ると、私は中国に何年も駐在したり、環境も変わって身体も衰えてきました。それに比べてこの植物は同じ場所でじっとしながら、私の傍でしっかりと成長を続けていたようです。どこか長年の友人に励まされているような気がして、嬉しく思う反面、気を引き締めていかなければと思います。

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