2016年の抱負

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。昨年は多くの方々にこのコラムを読んでいただき、誠にありがとうございました。

Fort Greene, Brooklyn, NY, United States

ついに新年を迎えました。私は今年もニューヨークで年越しを迎えたので、皆さんより一日遅い2016年でした。よく皆さんには「タイムズスクエアでカウントダウンしたの?」と聞かれますが、私は決まって宿泊先でタイムズスクエアの中継をテレビで観ながら過ごします。理由は、朝からずっと路上で場所取りをしなくてはならないのと、当日行っても付近の駅やエリアが封鎖されて、近づくことができないためです。

Fort Greene, Brooklyn, NY, United States

昨年中は、本当に多くの方に励ましとご協力をいただいた年となりました。知り合いになった方も増え、各々と親密なやりとりをさせていただいたように思います。そして、近年稀に見るような新たな可能性が開けた年でもありました。今年もその運気が続くように願いたいものですが、抱負としては「冷静に、辛抱強く、多くを求めず」ありたいと思っています。

この抱負は二年ほど前から続いているものなのですが、四十歳前後の私自身として、ひとつの区切りとして捉えています。人生には山と谷があり、楽しいことばかりが続くわけではありません。また、気持ちが浮かれていると足をすくわれて思わぬ怪我をすることがありますので、重要な区切りの時期としては、慎重でありたいと思っています。良いことがあれば、それをひとつひとつ噛み締めて、次に目を向け失敗がないように一段ずつ階段を上っていきたいと思います。

特に今年の春までは、大きな試練が待ち構えています。自分自身にも、係わっていただいている人々にも、期待を裏切ることもあるかもわかりません。それでも言い訳をせず、動揺することなく、良いことが起きたときと同じように地に足をつけて歩んでいければと思っています。

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