アオイスミレ

週末に散歩しているときに、お年を召した男性の方に「植物好きなの?」と声を掛けられました。一眼レフで雑草を一所懸命に撮影していたからだと思いますが、このコラムでも一年中植物に関することを書いているので、やはり私は植物が好きなのだと思います。

アオイスミレ

ベランダの植物も元気になってきて、皆思い思いに芽や枝を伸ばしています。最近、その中で感動したのが、アオイスミレが花を付けたことです。このスミレは別の植物を購入した際に付いていた脇役の植物で、ずっと葉っぱだけだったので何という名前なのか分からずにいました。

アオイスミレ

主役の植物は昨年夏の天候不順で枯らしてしまいましたが、脇のアオイスミレは元気だったのでずっと水を与え続けていました。そして春分前に馬の目柄の瀬戸焼の器に移したのですが、最近になっていきなり花を付けました。

花は1センチほどの小さなもので、すっと伸びた茎に一輪だけ咲いています。なんて可愛くて美しい花なのでしょう。丸い葉の形が気に入っていたのですが、こんなに可憐な花を咲かせるなんて予想もしていませんでした。

アオイスミレ

このようにして時折、植物は思いがけない姿を見せてくれるので見ていて飽きません。季節によってだけではなく、何年かおいていきなり花を付けたりするのです。しかしながら、花のように分かりやすい感動もありながら、あまり期待をせず平凡を姿を眺めながら気長に育てるのも楽しいものです。

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