最近、仕事だけでなくプライベートでもやることが増えて、すこしばたばたとしています。主に家事なのですが、実家の放置していた扉や庭のベンチなどの修繕なども行っています。
土日になると結構くたくたになるのですが、だらだらとしていると「ものづくりをしなくてはいけない」と心がざわつきます。ものづくりといっても、このコラムの執筆や個人で運営しているグルメサイトの取材や記事づくり、散歩時での写真撮影、小説のプロットづくりなどたわいのないものです。
私は子どもの頃から絵を描いたり、工作したりするのが好きだったので、身体に染み付いている欲求なのでしょう。インプットよりも、アウトプットのほうが好きです。
料理も好きではありますが、どちらかというと後に残るものが好きです。但し、料理は何度も作って修錬する楽しさがありますし、できあがったものを撮影すれば形として残せます。そういった意味で、写真は私にとってものづくりの幅を広げてくれる素晴らしい技術です。
自分がこの世からいなくなってしまえば、こういったものはほとんど後に残らなくなると思いますが、私はそれでもかまわないと思っています。
最近は動物の死や植物の移り変わり、実家の家屋の朽ち続けるさまなどを見て、永遠というものはないと実感しています。本当に自己満足のためにものづくりをしているんだなと、しみじみ感じる今日この頃です。