私は中国に何年か長期出張していたこともあり、空港を利用する機会がたくさんありました。日本に帰ってきてからも米国やミャンマーなどへの出張が続きましたが、仕事で飛行機に乗るのは正直あまり好きではありません。
好きでない理由は乗り損ねたときのダメージが尋常じゃないからです。それがプレッシャーとなり、出発前から緊張してしまいます。また、LCC（格安航空会社）の利用が多く、座席はいつもエコノミーだったので、身体の大きな私にはシートがとても窮屈でした（仕事なのでしょうがないのですが）。
それでも、旅の期待を高めてくれる空港の雰囲気は好きです。また、出国手続きなどが終わって、あとは搭乗するだけといった解放感に包まれる瞬間もたまりません。仕事でなければ、ビールを飲んでゆっくりするのもいいものです。
最近は新型コロナウイルスの影響もあって空港を利用する機会はありませんが、街中でサムソナイトやビクトリノックスのバックパックを背負っている人を見ると空港を思い出します。ヒューレット・パッカード（HP）やDellのバックパックを持つ人も多かったと記憶していますが、あれはなぜなのか謎ではあります。
空港ではさまざまな国の人々がいますが、私は欧米の学生ファッションが好きです。大きめのグレーやネイビーのトレーナーにラフなボトムスとスニーカーといういでたちは、リラックス感が漂っていて見ているこちらも緊張が解けてきます。元々、私も似たような格好をしていることが理由でもあるのでしょう。
外国の旅行者と束の間の交流をするのも楽しいです。小さな助け合いによって他国の文化に興味がわくきっかけとなり、価値観をほんの少しだけ広げてくれるような気がします。
長期出張の頃のように年に何度も空港を利用するのは嫌ですが、プライベートであれば一年に一度くらいなら楽しめると思います。また気軽に飛行機に乗って、見知らぬ土地へ旅ができるといいですね。
