雨も降りますが、からりと晴れて心地よい日も多いですね。アメリカの気候を思い出しては、また横断の旅がしたいなと考えたりします。
民泊のAirbnbがアメリカで流行り始めた頃、私も出張時に使用してその魅力に取り憑かれたことがあります。プライベートでも使用して、目を閉じながら地図に指をさして、えいやと宿を決めて、その偶然が引き起こす新たな出会いや体験を楽しみにしたものです。
それが何年か前に紹介したピアモント（Piermont）ですが、街はもちろん、移動の中距離バスも、マンハッタンを離れる際の橋の風景も、ニューヨークの郊外の景色もすべて素晴らしいものでした。
私は子どもの頃から映画でアメリカの風景に憧れており、中学や高校の頃もテレビでアメリカの街並みなどが映るとビデオに撮って繰り返し観たものです。
なぜそんなに憧れたのかははっきりとしませんが、あのばた臭い雰囲気が好きだったのでしょう。あらゆるものがポップなデザインで、わくわくしたのを覚えています。
大学四年生のときは長距離バスのグレイハウンドでアメリカ横断の旅をしました。フリーで乗れるアメリパスを握り締め、泊まる場所は現地で決めていました。
ある程度下調べはしていましたが、まだインターネットもあまり普及していない時代です。あらかじめ見ようと決めていた名所よりも、何気ない日常の風景のほうが印象に残っています。
何年か前のAirbnbの旅行は、若い頃のわくわく感を思い起こさせる素晴らしいものでした。今は円安に加えアメリカは物価高ですが、生きているうちにもう一度訪れたいです。
