このところ気持ちのいい陽気が続くので、ひさしぶりに荒川土手に行きました。すっかり秋の雰囲気でしたが、部分的に桜が咲いていました。
桜が秋に咲く現象はニュースで知っていましたが、実際に見るのははじめてでした。たしかに春の花が秋に咲くことはありますが、気象が変化したのだなと実感します。
いつものように近くの商店などで食べ物を買い、土手に向かいます。春の花見でも一緒だった友人は相変わらず元気で安心しました。
背の低い植物は勢いが衰えていましたが、イナゴやバッタが元気に飛び跳ねていました。天気はあいにく曇りでしたが、空気の感触から秋から冬へ向かっていることがわかります。野良猫は居心地のよい場所に移動を繰り返し、フヨウは背を伸ばして大きな花弁で日の光をつかみ取ろうとしています。
人も随分少なくなりましたが、野球をする子どもたちの元気な声が遠くに聞こえます。世の中は大きく変わっても、土手の雰囲気は変わりません。
来年の春も友人とパートナーの三人でのんびり過ごすことを心待ちにしながら土手をあとにしました。次回はどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。