人との繋がり

人生も後半を迎えようとしている今、私には多くの大切な友人がいます。
元々そんなに人付き合いが得意なほうではないですが、大切な人いるというのはやっぱり嬉しいものです。

東京・夢の島

中国の友人、学生時代の友人、仕事で出会った友人。
それは自分の歩んできた人生のなかで巡り会った、偶然の結果です。
例えば中国の友人でいうと、私が中国に長期出張にならなければ巡り会わなかった人たちです。さらに遡ると、私が今の会社に入らなければ中国に行くことはなかったのです。そして今の会社に入ったきっかけを考えると、入学した大学や、それ以前の選択によって紡がれたものです。
ひとつでも異なる選択があったなら、友人と出会える確率はゼロになっていたかもしれません。
また、友人側の人生だってあるのです。選択肢の数を数えたら、天文学的な数値になってしまうでしょう。それらをひとつひとつ、かいくぐって出会えた友人なのです。それは奇跡ような出会いなのです。

東京・夢の島

そのように考えると、今度は選択しなかった道筋に、仲良くなるはずだった人もいるはずです。今もどこかで生きているけれども、知り合うことはない人たちです。
自分は一生その人を知らないまま過ごしてしまうのかと思うと、少し寂しくもあります。

しかし逆に、自分の周りをあたたかく感じることもできます。
すれ違う見知らぬ人でも、心を通わせることができる余地があったのかもしれない。
笑ったり泣いたり、喧嘩したり相談にのってもらうこともあったのかもしれない。
そう考えると、街にいる人々に親しみを感じます。
人の繋がりというのは、本当に興味深いものです。

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