ニューヨークの雰囲気

前回のコラムでも触れましたが、年越しにニューヨークへ行ってきました。今回は旅で感じた雰囲気について少しだけお話ししたいと思います。

Madison Square Park, New York, NY, United States

昨年の12月27日に出発し、1月2日に帰国しました。久しぶりの飛行機は、いつも中国へ行くのと違って十時間以上の長旅となりましたが、それほど苦もなく過ごすことができました。JFK国際空港に着いた途端にアメリカ独特の匂いに包まれ、到着したことを実感しました。

ニューヨークは何度か訪れていましたが、前回からもう十年ほど過ぎてしまいました。最近海外といえば中国ばかりだったので、英語がまったく出てこなくて困りました。代わりに中国人の話す中国語は頭の中に入ってくるので、慣れっていうのは怖いなあと思いました。

Times Square, New York, NY, United States

「ニューヨークは人種のるつぼ」と言いますが、マンハッタンはそれがより強くなったように感じました。ニューヨークに移住する人が多くなっただけでなく、観光客のバラエティが増えたような気がします。もちろんホリデーシーズンということもありますが、経済の動きが十年前と変わって、アジアにシフトしてきたことも大きいように思います。

NOLITA, New York, NY, United States

居住している人々も、以前のようなアメリカ独特の泥臭さが薄まり、センスが良くお洒落になっているような気がしました。私個人的には泥臭い格好よさが好きだったのですが、これも時代の流れなのでしょうか。恐らくよりリベラルな雰囲気が広まり、あらゆる文化の垣根が低くなったからなのかもしれません。
とはいえ、ニュースでも取り上げられているようにニューヨーク市警の黒人容疑者の殺害事件があったので、街には特殊な緊張感のようなものも感じられました。

Willoughby Ave, Brooklyn, NY, United States

今回は短い滞在でしたが、久しぶりにアメリカを訪れて現地でしか感じられない雰囲気を得ることができました。中国や日本ばかりに偏っていた価値観が、バランス取れたような気持ちです。旅の話のネタはまだまだあるので、またお伝えできればと思います。

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