会話を通してお互いのことを知り、理解を深める。人との交流は生きていくうえで欠かせない、心の充足に繋がっています。
先日、職場のスタッフの方たちとお酒を飲みました。そのふたりは二ヶ月前に入社し、以前も軽くお酒を飲んだことがありました。魅力的な方たちで、職場を明るい雰囲気にしてくれるだけでなく、真剣にプロジェクトに取り組んでくれています。
普段から仕事の合間の会話を通して交流していましたが、少し踏み込んだプライベートな事柄については話さないままでした。
お酒を飲む機会があれば、その辺りのことを伺うことができるかなと思いましたが、先日は逆に私について色々と質問を受けました。自分自身のことを聞かれると思っていなかったので驚きましたが、興味を持たれるというのは嬉しいものです。
最近の傾向として、職場でプライベートに立ち入ることは歓迎されていません。特に管理職をしていると、些細なことでも気をつけなければならない場面がよくあります。私も管理職としての踏み込み方を間違えて、何度か小さな失敗をした経験があります。ですから慎重にスタッフとの距離を測っているのですが、逆に彼らから歩み寄ってくれると、とても嬉しい気持ちになります。
そこで思い出すのが、中国の大連でひとりで仕事をしていたときの経験です。
ひとりで黙々と仕事をしていると、ふと誰かと会話をしたくなるのです。そのとき、人間は誰かと交流しないと生きていけないのだなと思いました。特に一日の大半を占める仕事の時間は尚更です。
とはいっても、人によって価値観は異なりますし、相性だってあります。また、仲の良い関係でも相手への配慮が必要だと思います。その辺りに気をつけながら、仕事場でもより良い人間関係が築けたらと思っています。
