当たり前のこと

寒かったり暖かかったり、気温は目まぐるしく変わるものですが、この時期はそのようにして春に向かうのだなと毎年思います。シジュウカラのさえずりは日増しにはっきりとした輪郭となり、冬の終わりはあと少しというところです。

東京都豊島区雑司が谷

この頃の私といえば、外の気温と同じように目まぐるしく環境が変わっています。海外主張のように目立った動きはありませんが、同じオフィスやデスクにいるにもかかわらず、異なる課題に直面する日々が続いています。

先日のコラムでお伝えしたように、喜ばしくない出来事に囲まれてもいますが、心の動きでいうとあまり暗い気持ちになっていません。それは自身の心の有り様が変化したこともありますし、何より一緒に携わってくれている人々のあたたかい気持ちに救われているのだと思っています。

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昨年を思い出すと、それらの人々との関係を作り上げてきた日々だったのだと思います。当時はその瞬間に感謝するだけでしたが、あの日々が信頼となり、しっかりと蓄えられて、今年に生かされているだと感じます。

普段歩いている道も、見上げる景色も、実はそんなふうにして自分に蓄えられ、かけがえのないものになっているだなと思います。それは普通に存在しているときには気づかないものですが、失ったときに気づくものでもあると思います。

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幸いにして私は今現在、その価値に気づいているので、そのようなものに少しでも目を向けていきたいと思っています。下手ながらに写真を撮り、目が悪いながらもしっかりと見つめ、文章にして表現できればと思っています。

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