暖かくなったと思ったら、北風がやってきたりして不安定な天気が続きます。しかしながら、確実に春は色を深めています。
「春眠暁を覚えず」と言いますが、夜が次第に短くなり暖かさも増して、ずっと眠っていたいと思ってしまいます。それでも冬の朝に比べたら、ずいぶんと起きやすくなりました。ある記事に取り上げられていたのですが「春眠暁を覚えず」は昼間に眠たいことではなく、夜だけをさす言葉だそうですが、春は身体の変化もあって日中も眠たく感じるのだそうです。
私は季節問わず眠たいと感じる人間で、朝は大の苦手です。いつも昼寝の時間がほしいと思っていますが、眠くなると仕事が手につけられなくなるので、お昼ご飯を食べないときが多いです。今では年を取ったせいか、休日は午前中に起きるようになりましたが、若かりし頃は友人と夜通し遊んで、休日は午後まで寝ていました。
しかしながら、今でも寝ることは大好きで、生きている中で最も幸せな時間だと思っています。仕事で睡眠時間が短いときは、布団に入って「なんて幸せなんだ」とつぶやきながら眠りにつきます。野良猫や動物園の生き物たちを見ても、眠る姿はなんとも幸せそうで、微笑ましく感じます。きっと、彼らの祖先は野生で暮らしているときは危険と隣り合わせだったので、眠る時間は非常に尊いものだったのでしょう。子孫の彼らにもその記憶が残っているため、寝ているときは幸せそうな顔になるのかもしれません。
夢を見ることも、眠るうえでの楽しみのひとつと言えます。私は毎晩どんな夢を見るのか、いつも楽しみにしています。まどろむ動物たちと一緒にごろんとしながら眠る夢なんて見れたら、本当に幸せなことでしょう。でもそんな夢を見たら、もったいなくて起きることができないかもしれませんね。