無いものねだり

毎日が目まぐるしく過ぎ、気がつけばもう一年の半分を過ぎてしまいました。のんびりと一日を過ごすことができるのは年老いてからと思うと、少々気が遠くなってきます。

東京都文京区大塚 護国寺:猫

とはいえ、毎日できる仕事があり、自分自身や周りに別段不幸が起こっていない日々を否定するのは贅沢というものです。最近は休日を普通に休むこともできますし、これ以上に何を望むのかと言われれば、確かにその通りと思います。

老年期を迎え誰も私を必要とせず、ただ時間だけが目の前にある日々は退屈であり虚しいものであるかもしれません。親しい友人や、愛する家族、恋人に先立たれた場合、趣味の時間が持てたとしても何をする気になれないのかもしれません。

東京都文京区大塚 護国寺:猫

人は無いものねだりで、その立場になってみないと分からない生き物です。ですから今置かれている状況を客観的に見つめ、一歩引いて判断することが幸福に繋がるものだと信じたいと思います。

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