オフィスの文化祭

台風は夏の季節をまるごと連れ去ってしまったようで、ここのところめっきり秋らしくなりました。風邪をひかないように、くれぐれもご自愛ください。

ザクロ

長袖を着ていても、外にいると肌寒いと思うほどに気温が下がってきました。朝起きる間際、布団の隙間から冷たい空気が入り込んでくるとそのまま眠りについていたくなります。これから三月くらいまで四ヶ月ほど辛抱しなくてはならないと思うと、少々憂鬱な気分になってきます。

プロ野球のリーグ優勝も決まり、日本シリーズも始まりそうです。CSも盛り上がりを見せています。今年はどのチームが勝ち上がるのでしょうか。

桜はいち早く落葉を始め、空は高く、冬がすぐ近くで待ち構えているようです。温かい食べ物が恋しくなってきました。もうすっかり、秋なのですね。

鳩の集い

そんな中、私の勤める会社では十月十三日に発売になったばかりのPlayStation VR(PSVR)がお目見えしました。私たちの会社はテクノロジー関連のメディアを運営している関係で、話のネタになると思ったスタッフが私物を持ち込んでくれました。抽選予約に当たり発売日に手に入れたものの、会社で開封の儀を記事にしたらよいだろうと考えて、一晩寝かせておいてくれたのだそうです。

ミーティングルームで一通りの撮影を済ませて、その後はスタッフたちに向けた体験会を催しました。皆で新たなVR体験に驚きながら、ワイワイと盛り上がりました。もちろん私も試させてもらいましたが、全く新しい体験を提供してくれる画期的なハードだと思いました。VRはまだ一人でしか遊べない仕様ではありますが、大きな部屋でプレイヤーを囲みながら、皆でその様子を見て楽しむのは面白いものでした。どこか小学校時代に友達の家でファミコンをしている雰囲気に似ていました。

さらに秋の雰囲気も相まって、中学や高校時代の文化祭の雰囲気も思い出しました。こっそりラジオで日本シリーズを聞きながら放課後の時間に準備をしたり、とっぷりと暮れた夕空の中、伸びたニットの袖に手を隠しながら帰った記憶などが蘇りました。皆でひとつのものの準備をして、それを一緒に楽しんだ思い出に今回の体験会は通じるものがあった気がします。

仕事は苦しいことや大変なことが多いものですが、たまにこのようなことがあると嬉しいものですね。PSVRを皆に体験させてくれたスタッフに感謝しきりです。

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