それぞれのクリスマス

ついに今年もクリスマスを迎える時期になってしまいました。時が過ぎるのは本当にあっという間だなと感じます。

東京都北区堀船:猫

歳を重ねるごとに、クリスマスへの関心がどんどん薄まっているなと感じます。子どもがいる場合は別ですが、一個人の大人として考えるとクリスマスは大した意味を持たないように感じます。本来であれば宗教的なものであり、さらに日本ではない遠い西洋が中心のものでもありますので、当然の流れなのかもしれません。

しかしある一方で、単純にパーティーのように楽しむイベントとして、クリスマスは存在しています。日本でクリスマスといえばこちらのほうが需要がありますが、中年男性の私には縁遠くなってしまいました。このことが関心がなくなってしまった最大の要因なのだと思います。

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また、世の中のクリスマスに対する意識も影響しているのだと思います。今から二十年前くらいまでは、私のような四十代でもクリスマスを楽しく過ごしたいと思わせる仕掛けが多かったように思います。私はその頃は二十代でしたから言うに及びません。思えばまだ赤坂プリンスだの船上パーティーだのが人気だった時代です。あれだけ様々な楽しみが用意されていたら、華やかな雰囲気を満喫したくなるのは当然かもしれませんね。今現在もそのような仕掛けは存在しますが、その勢いは陰りを見せていると思います。

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今の私は、クリスマスを楽しむなら本当にささやかなものでいいと思っています。また前回のコラムに書いたように、冬至といった季節や文化との縁を感じながら楽しみたいと思っています。ささやかで季節を感じられるような日を大切な人と過ごせたら、それだけで満足です。皆さんにもそれぞれに楽しみ方があると思いますが、かけがえのない日として刻まれるような素敵な一日であることを願っています。

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