プロジェクトを担う

今、私は数ヶ月に一度訪れる仕事の締め切りに追われている真っ最中です。毎回、緊張が走りますが、とてもやり甲斐のある仕事です。

東京都文京区大塚:猫

締め切りというのは、怠惰な人間にとって最も恐ろしいものです。「締め切りはモノを生み出す原動力」などと言いますが、確かに何かを成し遂げようとする自分の意志よりも、人を実行に移させる強い力があります。

しかしながら、それを圧力と捉えず気にしない人もいます。そのような人たちと同じプロジェクトチームにいて、さらに自分がそのリーダーの場合は、とにかく騒ぎ立てて動いてもらうようにしています。プロジェクトマネージャーというのはとても気の遣う仕事だなあと思います。

また、締め切りを守るうえで重要なのが、不測の事態のためのバックアッププランの検討です。問題が発生しないケースはほとんどないので、不穏な空気が流れ始めたら即時対応できる予備の計画を練っておく必要があります。

しかしながら、どれだけ予防線を張っていても想定外のことは起きるものです。そのような場合に気が動転しないように、予防線が完璧でないことも肝に銘じておくことです。柔軟に対応できる心の余裕も持っていないといけません。

色々と考え行動していたおかげで、滞りなくプロジェクトが完了したときはとても晴れ晴れした気持ちになりますが、問題がなければないほど、メンバーたちに予防線の価値を理解してもらえないのが悲しいところです。

私は部署を預かる管理者でもあり、プロジェクトマネージャーを担うこともありますが、基本的にはデザインを行なう一担当者です。従ってプロジェクトマネージメントを専門に担当しているわけではありません。ですから、たまにプロジェクトを統括する立場になると、それを専門としている立場の人々の苦労を目の当たりにし、尊敬の念を抱かずにはいられません。

彼らは家に帰ってお風呂に浸かっているときもプロジェクトのことを考えて、悶々としているのだなあと思うと、本当に申し訳なく思います。リーダーの人たちの気持ちを慮(おもんばか)って、一作業者のときはもっと協力しなければならないなと思う今日この頃です。

Scroll to top