老いと健康

今年のゴールデンウイークは良い天気が続いていますが、皆さんはどこかへ出かけましたでしょうか。私は先日に足を痛めたので家で安静にしています。

東京都足立区新田 荒川土手:猫

病気や怪我などで身体が不自由になると、健康であることのありがたさを実感します。普段はなんてことない階段の上り下りや、しゃがんだり立ち上がったりする動作ができないと、生活にかなりの支障が出てしまいます。また、身体のある部分、例えば足の関節の一部分だけを損傷しているだけで、動作の制限を著しく受けます。

ゴールデンウイークなのでもったいないなと思いますが、逆に仕事に支障をきたすことがなくてよかったとも思っています。

私は四十代前半なので、まだ普通に身体を動かすことができますが、これから高齢者になっていくことで健康上の問題が少しずつ増えていくことでしょう。親を見ていても、年を経るごとに苦労しているのが分かります。私もそのような状況になったときに、あえて外に出かけてみようと思う積極性が残されているかと思うと甚だ疑問です。今は休日で天気が良ければ散歩に出かけたいと思いますが、身体が不自由になった場合は億劫になって家で過ごしてしまうかもしれません。

そのためには、普段から健康を維持することが大事なのだと思いますが、老いは必ずやってくるので限界があるのかもしれません。私がまだ小学校高学年くらいの頃、仏教の四門出遊(しもんしゅつゆう)の説話を聞いた際に「老い」と「病気」と「死」に対して、「老い」の苦しみだけはあまり実感がわいていなかったことを覚えているのですが、現在ではその影を色濃く感じるようになっています。だからといって、お釈迦様のように修行者として出家するほどの勇気はないのですが、向き合わなければならないということだけは確実のようです。

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