猫と共に過ごす時間

春分、晴明の節気が来たと思っていたら、すでに立夏になっています。第二の節分が来たのかと思うと、時間が経つのは本当に早いものだなあと感じます。

猫

以前もお話ししましたが、私の家は常に多くの猫がいます。最近は数が減ってきましたが、新たに仲間に加わる猫も相変わらずいて、現在は八匹です。

ペットショップで買ったことは一度もなく、全て野良から昇格した猫たちです。子猫のときに病気や怪我をしていたのを一時的に保護したまま、住み着いています。
目ヤニが溜まっても母猫がきちんと掃除をせずに眼が腫れて片目になった猫や、両目の視力が低い猫もいます。

昨年は、二匹の子猫が仲間に加わりました。一匹は気が付いたら家に忍び込んでいた三毛の子猫です。知り合いたちに里親になってもらうよう呼びかけましたが貰い手がいなかったので、しょうがなく家に置いてあげることにしました。
もう一匹は両目が目ヤニだらけなので保護したまま家に居ついてしまった子猫です。臆病で物陰に隠れていましたが、現在はやんちゃに走り回って他の猫にちょっかいを出しています。

猫

子猫はやはり可愛いもので、見ているだけでも飽きません。抱き上げたりすると一丁前に唸ったりするのですが、私が床に座っていると体をくっつけて眠ったりします。今年の年末頃には立派な大人の猫になってしまいますが、その後は少なくとも十年は面倒を見なくてはならないと思うと責任を感じます。

十年後の私は五十代になります。その頃にはどのような生活をしているのかまだ想像ができません。そして、猫たちは家に何匹いるのでしょうか。おそらくは今よりも数を減らしているのではないかと思います。しかしながら、猫と共に過ごす十年間も、あっという間に過ぎてしまうのではないかと思います。

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