私は今、おそらくは今年最後のミャンマーの出張に来ています。昨年まではほとんど関わりがありませんでしたが、今年は三度も足を運ぶ機会がありました。
現在、滞在している都市ヤンゴンは乾季に入り、雨が降る日は少なく午前中は比較的涼しく過ごすことができます。お昼以降になると暑さは変わらず（乾季のほうが温度が高い）ですが、雨季に比べて湿気は２０パーセントほど下がっているそうです。
午前中に外に出て、建物や木の陰にいると日本の初夏のような爽やかな気分になります。草木は雨季に充電した力を解放するかのように、晴れやかな空をバックに風になびいていて気持ちがよさそうです。
今回の出張中、会社で忘年会の意味合いを込めたクリスマスパーティーが開催されました。しかしながら、当然のようにミャンマーではクリスマスというイベントはしっくりきません。クリスマスはそもそも昼間が短くなる冬至に関連したものですが、ミャンマーは日本よりも赤道に近いので、冬至をそこまで強く意識することはできないからです。文化の違いもありますが、季節感というのは重要な要素だなと思いました。
一年の始まりも一月ではなく四月十七日なので、ねぎらいの意味を込めた忘年会も現地の人々にはしっくりこないかもしれません。しかしながら、一緒に働く同僚として同じときに祝い、笑いあうのは良いことだと思います。一方で彼らの文化の中で大事なイベントがあれば、私も一緒に祝ってみたいなと思いました。
