お休みを過ぎて、すでに仕事が忙しくなっている方も多いのではないでしょうか。私も御多分に洩れず、早くも次の週末が恋しくなっています。
日本の年の初めはおせち料理をいただくのが定番ですね。ここ数年は海外で過ごすことが多かったので縁遠かったのですが、ここ二年は心のこもったおせち料理をいただけています。一品ごとにそれぞれ意味があり縁起の良いものではありますが、種類も多く見た目も華やかにしなければならず、作るのはとても大変だと思います。姿勢を正し、ありがたくいただきました。
また、初詣も正月の定番の行事ですね。
ゆかりの深い神社を幾つか訪れましたが、今年は久し振りに向島にある三囲神社にも足を運びました。
神社に向かう途中、足袋の老舗である向島めうがやで素敵な猫に出会いました。ガラス窓の向こうに招き猫の置物が置いてあるのですが、そこに一緒に佇む美しい猫は、向島めうがやの看板娘でしょうか。
彼女のために用意されたと思われる座布団に腰掛けて、暖かな西日にまどろんでいました。面立ちがなんとも上品で、老舗の店構えにしっくりときます。おそらくいつもの定位置でお客さんを迎えていることでしょう。
正月に限ったことではありませんが、東京のあちこちを歩いていると新たな出会いや発見があって楽しいものです。料理にしても、散歩にしても、人々の出会いや関係に関しても、今年のお正月のようにささやかでも幸せを感じられるような一年であってほしいなと思います。
