「寒の入り」の小寒（しょうかん）を迎え、寒さも本格的になってきました。日中は三月の陽気の日もありますが、朝夕は寒いですね。早く暖かくなってほしいと願うばかりです。
散歩をしていると野良猫によく出くわします。というよりも、猫のいそうなところに無意識に目を向けているのだと思います。可愛らしい姿を見るのは嬉しいものですが、何より彼らの気ままな姿を見ているとほっとするのだと思います。
猫は暖かい場所が大好きです。家で飼っている猫は暖房の前で火傷しそうなほど近づいていますが、日が差しているときはそちらに集まってきます。外にいる猫ならなおさらで、人気（ひとけ）がない陽だまりで昼寝をしている姿をよく目にします。
しかしながら、日も差していない場所でうずくまっている猫もちらほら見かけます。よく寒くないものかと思って眺めているのですが、おそらく風が当たっていない場所で丸くなっていれば自分の毛皮でそれなりに温かいものなのでしょう。もしくは、猫特有の天邪鬼（あまのじゃく）な性格で、一度自分のお気に入りの場所を見つけたら、日が当たらなくなってもそこにい続けたいのかなと思ったりします。
猫の性格は十人十色で、お気に入りの場所も様々です。特に人の顔を伺わず、思い思いに過ごしている姿を見ると、自分自身もそうありたいと思えてきます。野良猫にとって寒さは一番の大敵であるので、身体だけは気をつけて、何とかこの厳しい季節を乗り切ってもらいたいなと思います。
