初老の衰え

つい先日のことですが肩に激痛が走り、しばらく不自由な生活を余儀なくされました。痛めてはじめて分かりましたが、肩というものは様々な身体の動きに連動するものなのですね。

東京都豊島区池袋:猫

歳をとると怪我をしたわけでもないのに身体のあちこちが痛み始めます。「初老」は四十歳の異称ですが、まさしくその通りだなと思います。健康診断を受けても毎回ほぼAやBと判定されていたにもかかわらず、四十代になるとCやDなども目立ち始めます。老眼になり始めるのも四十代ですし、女性は更年期症状がおき始める方もいます。ちなみに男性も別名「男性更年期障害」と呼ばれるLOH症候群が始まるといいます。

普通に生活しているだけでは健康でいられないというのはなんとも滅入ってしまいます。天気が良くても、休日だとしても、身体が痛いと外に出る気もおきなければ趣味に没頭しようという気持ちにもなりません。

さらに、治療薬の副作用によって眠たくなったり、頭がぼうっとしてきます。私の親も病気を患っているので、やはり昔に比べて好奇心というものが減退しているように感じます。つくづく身体が資本なのだなと実感します。

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さて、病院に行って肩に注射を打ってもらい、鎮痛剤を飲み続けたおかげでようやく痛みが和らいできました。肩が痛くて眠れない日が続きましたが、今ではぐっすり眠れます。逆に副作用でいつもより眠気が強く、さらにここ数日の寒さによって、ぎりぎりまで布団を出たくなくなっています。

四十歳の異称は初老の他に、不惑(ふわく)=心に迷いがなくなる、強仕(きょうし)=智、気力が充実している、というものがあるそうです。身体の衰えに負けて弱々しく過ごしてしまうこともあれば、心を強く持って目標を持ち、生き生きと過ごすこともできるのが四十代なのかもしれません。
私はどうしてもくよくよとしてしまいがちなのですが、人生は長いので頑張って積極的にいきたいと思います。

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