昭和から平成、平成から令和

ついに年号が変わりますね。まさか自分が三つの年号をまたぐとは思っていませんでしたが、もしかするともうひとつまたぐことになるのかもしれません。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園:マツバウンラン

平成から令和へ。
改元すると時代も大きく変わる気がします。昭和から平成に変わったときは、なにか特別な事が起きたように感じました。しかしながら、今回はとてもすんなりと受け入れられています。平成も令和もあまり変わらないような、私自身はそんな感覚があります。

天皇の崩御ではなく生前退位ということもありますし、私が大人に成長したために感受性が薄れているということもありますが、やはり一番の理由は昭和と平成の印象の違いからだと思います。

私が生きた時代は昭和よりも平成のほうが二倍ほど長いのですが、日本の現代の歴史でいうと昭和のイメージのほうが強くあります。それは太平洋戦争の勃発から終結、その後の復興の歴史です。

長く苦しい時代を経て、その後の急速な発展で暮らしやまわりの風景は目まぐるしく変わっていきました。そのようなものが歴史なのだと感じつつも、自分の生きる環境は変化に乏しく、緩慢な印象がありました。「平成」という年号を見たとき、平穏で平凡な世の中がやってくるのだなと思いました。
この「昭和は動乱、平成は平穏」というコントラストが、大きな時代の移り変わりだと感じたのでしょう。

もちろん、平成ではバブルの崩壊やインターネット革命、テロの横行や数多くの天災など、さまざまなことが起きましたが、自分のまわりではそれほど大きな出来事はなく、比較的平穏に暮らすことができました。令和は平成とは異なる時代が待ち構えているかもしれませんが、それはあと少し後になってからではないとわかりません。

令和はどんな時代になるでしょうか。願わくば、平穏な日々が続いてほしいと思います。

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