ツバメの帰還

十連休が明けて一週間、ふたたび週末がやってきました。あれだけ長いおやすみだったので、本調子に戻すのはなかなか大変でしたね。天気もよい日が続き、季節はますます夏に向かっています。

東京都北区豊島:フジ

前回、連休中の四月末に荒川土手に行ったお話はしましたが、その際にツバメの巣を確認しに行きました。この巣を知ったのは2015年なので、今年で四回目の春となります。

東京都北区豊島:ツバメ

薄暗い団地の吹き抜けに作られたその巣は、何年もずっと使われています。訪れるタイミングでツバメを確認できないときもありましたが、今年もちゃんと使われているようです。
最近、ツバメの巣やコロニーが放棄されている数が増えているというニュースを耳にしていました。こちらの巣も大丈夫かなと心配していましたが、ツバメの姿を確認できたのでほっとしました。

東京都北区豊島:ツバメ

ツバメは前の年に使った巣に戻って繁殖をおこなう習性がありますが、自身が雛として育った場所であるとはかぎらないそうです。また、近隣の巣を見てまわる習性もあるそうで、目星をつけておいて次の年に巣を変えるものもあるようです。

東京都北区豊島:ツバメ

ミャンマーに出張した際には多くのツバメを見かけました。彼らが遠い南の国からはるばる旅をして、わざわざこの薄暗い団地の吹き抜けに戻ってくるなんて、生命の神秘を感じます。
今年も元気な雛をたくさん育てて、美しくもたくましい姿を私たちに見せてくれたらと思います。

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