もやもやとざわざわ

暦は立夏がそろそろ終わり、小満へと変わろうとしています。日差しを浴びる草木がきらきらと輝いて、とても過ごしやすい日が続きます。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園:ケヤキ

美しい季節を眺めてのんびり過ごしていたいと思っていますが、今私の心の中はもやもや、ざわざわとしています。これまで長く続けてきた安定を捨て、生活をがらりと変えて、次に進もうとしているからです。

次に進むといっても、必ずしも進歩だとか発展だとか前向きなものばかりでもありません。また、たとえ道筋が明確だったとしても、必ずうまくいくとは限らず、失敗が待ち構えている可能性も十分にあります。
世の中に転がっているアドバイスやセオリーなどに目を向けても「計画をしっかりする」だとか「目的を見定める」だとか、リスクを遠ざけるための確実な方法がよしとされています。

歳をとると守らなくてはならないことが増えて無茶なこともできないですし、そのようにいわれるのはわかります。また、あえてリスクを取ってまでやりたいことというのも明確にはありません。「明確にない」というよりは、しっかりとやりきれるのかという不安があるというほうが近いでしょうか。やはり、リスクが怖いということでしょうね。

安定していた時もこうやってずっともやもやと考えていたのですが、あるきっかけがあって進まなくてはいけない状況にあります。そうなるともやもやからざわざわへ変わってくるのですが、強制的な力が働くのでざわざわを打開する行動をするようになってきました。

その行動は取るに足らない小さなことではありますが、やってみると少し安心します。深い霧がちょっぴり晴れて、気持ちが軽くなる気がしてきます。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園:ハルノノゲシ

この文章だけを読んでいる方にはなんのことかさっぱりわからないかもしれませんが、今現在の私の心持ちはこのような感じです。一年後にこの文章を自分で読んだ時、私はどのような状態にあるのでしょうか。ちょっぴり不安でもありますが、楽しみでもあります。

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