立秋から処暑へ

二十四節気は立秋を過ぎて処暑(しょしょ)となりました。秋雨前線も現れ、秋の気配が少しずつ感じられます。

足立区竹の塚三丁目:猫

外に出ればじんわり汗が肌を覆い、日差しの照りつける場所に出ると猛烈な暑さを感じます。しかしながら、夕方になると少し熱気がおさまったようにも感じます。ずっと屋内にいるとわかりませんが、外に出ると一日ごとに季節が変化していることを実感できます。

足立区竹の塚三丁目:猫

気がつけば随分と空が高くなったように思います。厚い雲に覆われているとわかりませんが、開けた場所で空を見上げるとうろこ雲がまばらに漂っていることに気がつきます。

千葉県野田市:空

風はまだ冷たさを感じませんが、風の鳴く音に秋の気配が混じっているように思います。土手に生えるイネ科の草花は、風に揺られるだけで夏から秋の植物に変っていくような気がします。

足立区関原三丁目:猫

夏から秋へ変わる時がいちばん切なく感じます。終わりの始まり、というのでしょうか。生命に満ち溢れていた素晴らしい時間が終わってしまう、老いにも似た寂しさを感じてしまいます。夏は青春の頃を繰り返し思い出しますが、今はもう手の届かないところまで来てしまいました。そんな現実を目の当たりにするような、少し寂しい気持ちです。

足立区関原三丁目:夕暮れ

とはいっても、まだまだ暑い日は続きます。おそらくは十月に入ってようやく涼しくなるでしょう。それまではこの輝かしい季節を存分に楽しんでいきたいと思っています。

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