節目のとき

二十四節気は立冬に入り、すぐに小雪になって大雪、そして冬至です。日がますます短くなりました。あっという間に一年が過ぎてしまいますね。

埼玉県越谷市増林:ススキ

年が変わるころにまた振り返りたいと思いますが、今年は人生のなかでも稀に見る節目の年でした。長年勤めていた会社を離れ、十一月には新しい会社に転職しました。慣れていないことも多くて戸惑う毎日ですが、落ち着きながら進めればいいと思っています。

仕事をしていない期間が長く、その間に自分を見つめ直そうかと思いましたが、どんなに見つめてもなにも見えてきません。このサイト以外に活動しているサイトがあるのですが、そちらに集中して手を動かすことにしました。すると世界が広がり、さまざまな出会いに恵まれました。今まで自分が出会うことのなかった人と知り合い、彼らの思いに触れると「自分自身はどうなんだろう」と見つめ直す機会が多くあったように思います。逆にそれが迷いに結びつくこともありましたが、とてもよい気付きや経験を得られたと思っています。

ハマヒサカキ

ふうとひと息ついて、ベランダのハマヒサカキを眺めると蕾がたくさんついていました。オザキフラワーパークで購入してから数年間、身体を大きくするだけのこの植物は、昨年から花を咲かせるようになりました。昨年咲いた花がまだ残っていて向かいのハマヒサカキと受精していれば実をつけるかもしれません。さて、私も新しい場所に降り立って、いつになったら結実することができるでしょうか。

埼玉県越谷市増林:柿

今は物思いにひたっているほど時間も余裕もあるわけではないのですが、遠い十年後の自分に思いを馳せます。とはいえ四十代の十年はあっという間なので、うかうかしているとなにも成果がないままそのときを迎えるかもしれません。またがむしゃらになるタイミングなのだと思いますが、のんびりとした自分も忘れずに大事にしたいと思っています。

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