寒さをしのぐ

二十四節気は小雪が終わり、大雪に入ろうごしています。最近は寒い日が多くなりましたね。
暖房が点ける時間が多くなり、ぬくぬくと部屋のなかで過ごしているのですが、空気がこもるので窓を開けて換気することが多いです。暖かい陽気のときは気持ちがよいのですが、自然界では準備を怠ると命にかかわります。

ウリキンウワバ

先日も窓を少し開けておいたので、閉めようとしたときでした。ふと棚を見ると蛾の成虫がとまっていました。
その蛾はまったく身動きせずにじっとしています。観察してみると頭部がすこし角ばっているようで、調べてみるとウリキンウワバという種類のようでした。

この蛾はいわゆる病害虫扱いされていて、幼虫は白菜やキャベツなどの野菜に深刻な被害を与えるのだそうです。普段は触ると痛い目を見るチャドクガのような蛾でないかぎり、ティッシュで包んで外に逃してやるのですが(庭やベランダで薬を撒いて駆除してしまうのですが)、とても寒い日だったのでそのままにしておきました。

目を離した隙にどこかへ消えてしまいましたが、後悔を残さず残り少ない人生を過ごしてほしいと思いました。しばらくしたら部屋の隅に死骸が転がっているかもしれませんし、そのままにしておいた意味はないのかもしれませんが、どうしてか見守ってやりたい気持ちになります。

ケヤキの枯葉も道路に目立ってくるようになりました。体調を崩さないように、寒い日々をお過ごしください。

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