見えない脅威

気がつけば、ウイルスの影響がものすごいものとなっていますね。最初にウイルス発生が報道されたとき、これだけ世界的な混乱が訪れるのを誰が予期できたでしょうか。

東京都渋谷区本町:ハクモクレン

ニュースを見ると日本はおろか各国で感染者が続出しているようです。今現在、私のまわりで感染したという話は耳にしていないのですが、ドラッグストアなどでマスクやトイレットペーパーが欠品しているのを目の当たりにして、混乱がどれだけ広がっているのかを実感します。

交通機関や街中では、マスクをしていないとまわりの人たちの不安を煽ってしまいかねないので、必ず着用するようにしています。もっとも怖いのはウイルス自体の罹患や死亡率よりも、目に見えないものにおびえる人々が引き起こす影響です。

不安や恐怖というのは、人間の心をいともたやすく狂わせてしまいます。もしくは、元来持っている利己的な考えや、社会秩序を乱す人々に対する鬱積が助長されてしまうのかもしれません。現在、ウイルスは震災などに比べて、まだまだ深刻な生命の危機を脅かすには至っていません。しかしながら、大衆の不安が社会や経済を襲い、ウイルス以上に生命や生活の危機を脅かすのではないかと懸念しています。

しかしながら、刺激の強い情報にすぐに飛びつかず、平静を保ちながら対応していくべきです。まわりの人々に対して思いやりの心を持ち、理解し助け合いながら状況が好転するのをじっと待つことが肝要かと思っています。

Scroll to top