春の移り変わり

桜の季節は過ぎ、すでに二十四節気は清明(せいめい)、七十二候は虹始見(にじはじめてあらわる)です。ちょっとしたら、もう穀雨(こくう)なのですね。

東京都豊島区雑司が谷:ハナニラ

最近はもうほとんど家から出ないのですが、買い出し途中で街路樹や雑草を眺めては季節の移り変わりを感じています。ハナミズキの葉も広がり始めましたね。
三月頃から咲き始めたハナニラもまだ元気に星型の花弁を輝かせています。群生しているのを見ると、絵本に描かれた星空のように見えて微笑ましいです。

東京都練馬区石神井台:諸葛菜

諸葛菜はウェブなどの情報では五月くらいまで咲いているといいます。私の記憶ではもっと早い時期に終わってしまうと思っていましたが、今年はなかなか確認することができません。普段は線路脇などに多く咲いているので目につくのですが、その機会を逸しましたね。

おそらく今年もヒナゲシは多く咲いているでしょうし、ツツジも早いものはすでに花開いていることでしょう。スズメは鳴き声で子育てが始まったかどうかがわかりますが、ツバメはどうでしょうか。不忍池のキンクロハジロはそろそろ北へ戻っていく時期ですね。

東京都練馬区石神井台

人間の世界はいろいろとありますが、季節はいつものように巡っていきます。のんびりというか、ひたむきというか、途切れなく淡々と巡っていく様に壮大な力を感じます。おそらく、また来年も同じような姿を見せてくれることを楽しみにしつつ、誕生日を迎えて気張らずやっていこうと決意を固める今日この頃です。

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