肉の安田屋の味噌漬け

本来なら今週後半から東京オリンピックが始まる予定でした。豪雨の心配があったかもしれませんが、例年よりも気温が低めなので開催しやすかったかもしれませんね。

埼玉県秩父市番場町:肉の安田屋の味噌漬け(豚・猪)

感染症の影響でまだまだ思うように外出することはできず、都外に旅行に行くことも難しい状況が続いています。政府がキャンペーンを行おうが、除外しようが、それはあまり関係がありません。それでも、旅に出かけたくなる気持ちはよくわかります。

先月、旅行に出かけた秩父をふと思い出しました。山々の雄大な姿や荒川上流の清らかな流れを心に映してみると、再訪したい気持ちがうずうずとわいてきました。私の地元は池袋周辺なので秩父は目と鼻の先なのですが、県外でもあります。我慢する代わりに、秩父名物の味噌漬けを取り寄せることにしました。

埼玉県秩父市番場町:肉の安田屋

肉の安田屋は、大正五年から続く秩父のお肉屋さんです。昭和初期に建てられた建築は国の登録有形文化財に指定されていますが、気取りがなく親しみやすい雰囲気のお店です。秩父は観光地化されてはいますが、全体的にどこか庶民的で素朴な雰囲気をまとっています。

埼玉県秩父市番場町:肉の安田屋

安田屋の豚肉の味噌漬けをはじめて食べたとき、そのおいしさに衝撃を受けました。焼き上げると味噌と豚肉の油の芳ばしい香りが広がります。まろやかでありながらもしっかりと味噌の味が効いていて、ご飯が何杯も進みます。

埼玉県秩父市番場町:肉の安田屋の味噌漬け(豚・猪)

今回は定番の豚肉のほかに、猪肉も取り寄せてみました。臭みはほとんどないので食べやすく、豚肉に比べて歯応えがあり、噛めば噛むほど味が染み出してきます。

埼玉県秩父市番場町:肉の安田屋の味噌漬け(豚・猪)

できることなら秩父まで赴いて購入したいところですが、現在は取り寄せできるだけでも嬉しいです。味噌漬けを味わいながら、ゆっくりと秩父に訪れた日々を思い返します。

埼玉県秩父市寺尾

こうして行動を制限していると、時代は本当に変わってしまったのだなとつくづく思います。あのときのように無邪気に旅行に行けなくなりましたが、その尊さを噛み締めるにはよい機会なのではないかと思っています。

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