季節を感じる

気がつけばあと少しで立春ですね。いつもこの時期は冬の厳しさに耐えかねて、春が早く来ることを切望しているはずなのですが、今年は少し違うようです。

東京都文京区目白台

おそらくは新型コロナウイルスの影響でほとんど外に出かけないことが原因ですし、それに加えて仕事などで心に余裕がないからなのでしょう。刻々と変化する季節の表情に目を向ける機会がほとんどありません。そうなると、ただ寒い、暖かいくらいしか感じることはありません。

普段から自然の移り変わりに興味を抱く私でさえこのような有様なので、おそらく季節に興味のない方たちはさらにそうなのでしょう。人によって価値観はさまざまですが、日の傾きや芽吹く草花、蕾の成長度合いなど、微細に移りゆく季節の美しさを感じられないのは味気ないものです。

いつもなら「今年の梅は早いかな」などと考え始めるころですが、このように文章にしないと思い出さない自分に少々焦りを感じています。

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