東日本大震災から十年が経過しました。十年前は少し前のようにも感じますが、とても長い年月が経ったようにも思います。
復興は完了していないと言われていますが、あれだけの被害があれば当然といえます。経済や生活はもとより、心の傷を癒すためには何十年あっても足りないのだと思います。
当時の私は上海にいて直接的な体験をしていません。なかなか実感を伴うことが難しいのですが、今も自分自身が被災したらどのような恐怖や苦しみを味わうのだろうかと想像します。建物が新しくなっても、生活に落ち着きを取り戻したとしても、地震が起きる前には二度と戻れません。きっとそのことを実感するたびに、苦しくなることでしょう。
最近はふたたび地震が多くなりました。東京直下型地震や南海トラフの地震の可能性もありますし、自分たちも心構えを新たにしないといけないと思います。
月並みですが、人々と手を取り合って助け合う気持ちを大事にしていきたいです。
