身近な桜

今年の桜の見ごろは週末と重なり、美しい景色を楽しむことができました。天候が荒れた日曜日も夕方までは雨が止んでいたので、二日連続で花見ができました。

東京都文京区目白台:ソメイヨシノ

土曜日は荒川土手に向かい、人が少ないなかでのんびり桜を見ることができました。密にならないのは時節柄ありがたいものです。

東京都文京区目白台:ソメイヨシノ

日曜日は散歩がてら、目白台の神田上水の桜を楽しみました。こちらも人が少なく、宴会はほとんど見当たりませんでした。雨が一時的に止んだ曇り空に浮かぶ満開の桜はしっとりとした魅力をたたえていました。

東京都文京区目白台:ソメイヨシノ

この神田上水もそうですが、目黒川や上野公園、飛鳥山や北の丸公園など桜の名所は東京にいくつも存在します。数え切れないほどの桜に囲まれていると現実とは異なる世界に迷い込んだ心持ちになります。

東京都文京区目白台:ソメイヨシノ

しかしながら、桜の魅力はもっと身近な場所でも感じることができます。たとえば、近所の住宅に植えられている桜や通勤や通学途中にある街路樹の桜を眺めてもその美しさは変わりません。

東京都文京区目白台

むしろそういった自分に近い、自分だけが知っている桜のほうが思い入れもずっと深くなるかもしれません。普段何気なく見ていた風景が突如として幻想的なものとなり、心の奥底に潜んでいた気持ちや思いがふっと現れてくることでしょう。

東京都文京区目白台

新型コロナウイルスによって私たちの行動は制限されましたが、身近なものに目を向けるよい機会になったともいえます。心の豊かさだけは大切にして、日々を過ごしていきたいものです。

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