それぞれの価値観

早い方はすでにゴールデンウィークに入っているかと思いますが、今年もあまり楽しめない状況が続いていますね。緊急事態宣言の解除もおそらく延長することでしょう。

東京都豊島区池袋:桜の実

今年はある程度有給休暇を組み合わせればとても長い休みとなりますが、旅行などを控えなければならないのは残念なことです。なかには予定を強行する方もいるかと思いますが、必ずしも責めるわけにはいかないなとも思います。

人はそれぞれの価値観によって物事を判断します。「不要不急の外出を控えろ」と促しても、それぞれに理由があり、個々の価値観に照らし合わせて不要不急かどうかの判断を下します。私にとって旅行は明らかに不要不急なものですが、人によっては鬱屈した気持ちをどうしても解消したいだとか、旅行業に携わる人々を支援したいだとか、必要だと判断することもあるでしょう。

人によっては近所の散歩でさえも行うべきでないと考える場合もありますし、友人と過ごす時間に制限のある大学生などにとっては、路上でお酒を酌み交わしたいという気持ちもよくわかります。

だからといって「現在の新型コロナウイルスの感染拡大は致し方ない」と主張したいわけでもなく、どうすればよいのかという解決法を提案するわけでもないのですが、人というのは考え方や行動を一括りにできないものなのだなとあらためて感じさせます。

なるべくならそれぞれの人々が心安らかでありながら、感染が抑制されることを願っています。

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