ミナミヌマエビ

ベランダの水鉢にはメダカだけでなく、ミナミヌマエビというエビが同居しています。小さな身体でせわしなく動く姿はとても可愛らしいです。

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビはアクアリウムの世界では一般的な動物で、水槽の掃除をこなすタンクメイトとして重宝されています。ひとまわり大きなヤマトヌマエビと異なり、生きた動物を食べないことからメダカの稚魚と同居させてもまったく問題ありません。

ヒシモドキ、ヒメダカ、ミナミヌマエビ

体長は2センチほどで、大きくなっても3センチくらいにしかなりません。普段は水鉢の底で身を隠していますが、頻繁に水草や水鉢の側面に現れては藻などを食べています。小さく大喰らいではないので、完全に掃除してくれることはあまり期待できません。

ミナミヌマエビ

半透明の身体をしていますが、色は個体によってさまざまで、青色や緑色だったり、赤や茶色になるものもいます。繁殖力はかなりあるので、個体の識別はしにくいです。しかしながら、大きなものは目につきやすいため「こいつまた水面に出てきているな」と認識できたりします。

ミナミヌマエビ

暖かい時期はよく産卵をし、雌が卵を抱えている姿をよく目にします。稚エビはとても小さいのですが、元気に歩き回るので見つけやすいです。姿がとても可愛らしく、たくさんいても不快ではありません。

ミナミヌマエビ

華やかな色をした高価なエビに比べて非常に地味ですが、このありふれた感じが気に入っています。思えば猫も野良の雑種が好みですし、食べ物も納豆や鯵の開きなど日常的なものが好きです。私はどこか生活臭のするものがいいようですね。

ミナミヌマエビ

ありきたりのものにも個性があり、魅力を発見していくことがなによりの楽しみです。そして、気張らずに寄り添えることが素晴らしいなと思っています。

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