五年目のほおずき

今年もほおずきの花が咲き、袋状の萼(がく)を付けました。もう赤くはなりませんが、愛しく可愛らしい姿をしています。

ほおずきの萼

このほおずき、文京朝顔・ほおずき市で購入したものなのですが、なんと今年で五年目を迎えます。2016年から今までよく頑張ってくれています。

一般的にほおずきは一年ごとに買い替えるため、一年草と思われる方も多いと思います。しかしながら、秋に枯れてからも地下茎のみとなって冬越しし、春にふたたび発芽するのです。五月頃には白い花をつけますが、このときに人工授粉すると袋状の萼を付けてくれます。

萼は大きくなることはありませんが、肥料などをうまく施してあげれば生長するかもしれません。それでも、あまり無理はせず負担をかけないようにしてあげたいです。もはや萼ができることはどうでもよく、長年そばにいてくれればよいのです。

ほおずきの花

こういった植物との付き合いは、どこか恋愛にも似ています。最初はまばゆい若さや容姿に惹かれることもあるでしょうが、それはきっかけでしかありません。その後に外見が衰えようとも、本質さえ変わっていなければ美しさの価値基準は変容し、愛は深まり、一緒にいてくれるだけでありがたいものです。

今年は例年に比べて元気に生長しているので、水やりや虫の被害に気をつけながら育てていきたいと思っています。

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