肉の万世

つい最近、秋葉原の万世橋に訪れて、肉の万世のカツサンド(万かつサンド)を食べる機会がありました。肉の万世は名前の通り肉料理がメインのレストランで、精肉店も営んでいます。昭和24年創業で、主に関東で展開しています。

肉の万世:万かつサンド

私が初めて肉の万世に出会ったのは小学低学年の頃、祖母や家族と一緒に旅行に出かけたときです。車でインターチェンジのお店に入ったのを覚えています。当時の私の家は外食はほとんどなく、てんやものでも珍しく嬉しかったので、肉の万世に立ち寄ったときはとても興奮しました。あの頃は外食のお店は憧れの場所で、肉の万世のほかにレッドロブスターなど本格的な雰囲気のお店に憧れたものでした。

現在でも通常のファミリーレストランより割高ですが、たっぷりの肉汁とぎっしり旨みの詰まった肉料理に感動したのを覚えています。夜に煌々と輝く牛のマークが離れていく様を名残惜しく見つめていた記憶が甦ります。

その後は成人して本店のある万世橋の町会にお世話になったことから、よく万かつサンドをご馳走になる機会がありました。お弁当用のカツサンドはまい泉のものが定番ですが、私は万世の万かつサンドがいちばん好きです。

肉の万世:マグネット

そのほかも秋葉原に頻繁に訪れていたので本店で食事することはありましたが、最近は中国駐在もあり、足を運ぶ機会はありませんでした。久しぶりにカツサンドを食べ、さらにはよく行くスーパーに万世のハンバーグがあったので、パートナーと一緒に味わいました。

久しぶりに食べると肉がとってもジューシーでしっかりしており、ソースも程よく濃厚でした。思い出補正も含めて非常に美味しく、また店舗に赴いて味わってみたいと思いました。

料理は味やサービスもさることながら、過去の体験に基づいた記憶が重要な要素となります。いまだにしっかり営業を続けてくれていることに感謝しつつ、新型コロナが落ち着いた際にはゆっくりその味を堪能したいと思っています。

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