ミャンマーは軍のクーデターから半年が過ぎ、混乱が続いています。軍と市民の対立だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しています。
私は以前、仕事でミャンマーに何度か訪れました。空は青く、緑は瑞々しく、人々は笑顔で溢れていました。貧富の差やロヒンギャの問題はありながらも、ニュースが伝える現在の状況とは異なる平和な雰囲気がありました。
思えばあの頃も、軍政府と市民のバランスは非常に危ういものでした。一緒に働いていたミャンマーの若者たちも、不安を隠しながら生活していたと思います。
ミャンマーの人々は仏教徒であるからか、日本人ととても相性がよいと感じていました。彼らは思いやりにあふれていて、非常に照れ屋です。国際的な交流でも、彼らは私たちにとってよい友人になれるような気がしています。ロヒンギャについての問題は、複雑な歴史の経緯によって理解は難しいところですが、必ず解決できる人間性を備えていると思います。
今の私はミャンマーとの関係は希薄になりましたが、それでもこの危機に対してできることをしたいと思っています。実際はボランティアのクラウドファンディングの支援くらいしか行えていないですが、手を差し伸べることができれば実行していきたいと思っています。
ふたたび以前と同じように太陽の降り注ぐ地へ降り立って、あの開放的で優しい雰囲気を味わいたいと思っています。これ以上、悲しい出来事が起きないよう、日本の地から祈っています。