自己満足の園芸

八月に入って、ますます暑くなっています。ベランダの植物は相変わらずハダニの被害は大きいですが、概ね元気に育っています。

ツタとイノモトソウ

以前から私は雑草を育てることが好きなのですが、今年も見知らぬ植物の芽が出てきたので発育の様子を観察していました。双葉(子葉)から本葉が生えてきてから調べてみると、ツタであることが分かりました。

ツタなんてどんな経路でベランダにやってきたのだろうかと不思議に思っていましたが、昨年ハマヒサカキの実をついばみにきたヒヨドリのペリット(鳥が口から吐き出す不消化物の固まり)を鉢に埋めたことを思い出しました。

ツタ

ツタといえば、実家にしつこくまとわりつく私の天敵のような植物です。ツタに覆われた外観は美しいものですが、家屋を痛めたり、虫が多く繁殖するので毎年駆除に追われています。しかしながら、小さな盆栽鉢に入れるとあまり成長しないので、睡蓮鉢に沈んでいた小鉢に入れて育ててみることにしました。

ツタとイノモトソウ

さらに、道端に生えていたイノモトソウと呼ばれるシダの一種と苔を植え、メダカ用に購入していた天然石(これも睡蓮鉢に埋まっていました)を集めてレイアウトしました。苔たちは順調に成長し、石を這うほどに元気です。

とりたてて珍しくもない、お金もほとんどかかっていない植木ですが、なかなか風情があります。ツタが枯れたら別の植物を植え替えてもいいですし、とにかく気軽なのが気に入っています。他者の目を気にせず、自分さえ気に入ればなんでも素晴らしい体験ができるのではないかと思う今日この頃です。

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