パタゴニア目白店の思い出

パタゴニアは1965年創業のアウトドアブランドです。日本でも知らない人はいないのではないかというブランドですが、私は中学の頃から愛用しています。

パタゴニア目白店Tシャツ

子どものころから自然や動物が大好きで、エコロジーブームにも感化された私はパタゴニアの企業姿勢に強く惹かれました。

当時はアウトドアブランドが日本に紹介された時代で、ノースフェイスやシエラデザインズ、L.L.BeanやREIなど多くのブランドに魅了されましたが、とりわけパタゴニアがいちばんのお気に入りでした。デザインや機能性も素晴らしいものでしたが、自然に対する企業の真摯な姿勢と行動力に共感しました。

はじめてパタゴニアに触れたのが目白店でした。日本の直営第一号店として1989年の10月に開店したので、私の出会いはパタゴニアが日本に上陸した直後ということになります。目白の閑静な住宅街の一角にある小さな店舗で、繁華街に店舗を置くような従来のブランドとは一線を画すアプローチでした。大量消費を促して企業の利益だけを追求せず、社会的責任を第一とするような姿勢を感じ取りました。

はじめて購入したのはシンチラ(フリース)だったと記憶していますが、今も大事にしまってあります。パタゴニアの製品は愛用し続けていますが、渋谷に旗艦店がオープンしたときは少々複雑な気持ちになったのを覚えています。

学生時代はお金を自由に使えなかったため、あまり購入はできませんでしたが、目白店には頻繁に訪れていたと思います。時代の変化とともに、アウトレット専門店になったり、現行品の販売に戻ったりしましたが、今も訪れると当時のわくわくした感覚が戻ってきます。

パタゴニアへの想いはとても強いので、また別の機会にでもお話したいと思います。

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