めぐりあい

先日、台北に住む台湾人の友人から連絡が入りました。彼は日本のサイトで商品を購入しましたが、送付先を間違えてしまったそうです。すべて日本語の手続きが必要だったため、私に相談がきたというわけです。

赤とんぼ

連絡がきたのが深夜だったため、翌朝に購入元のサイトに電話で連絡してみました。しかしながら、すでに発送手続きに入っていたので配送会社に直接連絡する必要がありました。友人に事情を説明し、翌日「送り状番号」がわかり次第、教えてもらうようにしました。その後、配送会社に電話して無事住所の変更が完了しました。

じつはこの友人とは一度しか会ったことがありません。それも七年以上前に、道を聞かれただけの関係です。新宿西口で「東口に行きたい」とLINEの通訳で話しかけられましたが、面倒なので中国語で直接会話しました。その後、東口まで一緒に歩いて案内し、すぐに別れました。会っていた時間は十五分ほどの短さです。

その後は交換しあったSNSでメッセージを送りあっていました。お互いの国で地震や台風があると心配しあったり、両国間で新型コロナウイルスのワクチンやマスクのやり取りがあると「ありがとう」という会話をしていました。

道ですれ違っただけにもかかわらず、これだけ長く交流しあえる機会にめぐりあえたことを嬉しく思います。外国ではこういった機会を利用して悪事を働く人々もたくさんいますが、慎重に見定めつつ、なるべくならお人好しのままでいたいなと思います。

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