四月に入ってますます暖かくなっています。今年はいつもより桜が長続きしていたのでお花見した方も多いのではないでしょうか。
私は運営している趣味サイトの取材で多くの桜の名所を巡りました。東京には桜の美しい場所がいくつもあり、日本人がどれだけこの花に思い入れがあるのか実感しました。
百本単位で植えられている見事な公園も多いのですが、やっぱり私にとってのお花見は荒川土手です。三月上旬に訪れたときは褐色の風景が広がっていましたが、一ヶ月も経たずに美しい緑と淡い桜色に変わっていました。
天気は曇りで風も少々ありましたが、地面に座って食事をしても心地よく過ごせました。人も少ないのでのんびりお花見を楽しめます。
ふと目を向けると、散歩している犬に追いかけられた猫が木の上によじ登っていました。犬が去ってもしばらく警戒を解かずに緊張していた猫はかわいそうでしたが、何気ない日常を感じてほのぼのしました。
なにか特別なことがなくても幸せを感じられるものです。むしろ、なにもないことのほうが幸せなのかもしれません。世の中は非常に不安定ですが、安寧の日々が訪れることを願います。
