皆既月食と天王星食

二日前は皆既月食と天王星食でしたね。皆既食と惑星食を日本で同時に見られるのは442年ぶり、次回は322年後の土星食となるそうです。

皆既月食

非常に貴重な天体ショーでしたが、私はすっかり忘れていて、月食が始まってからしばらくして観察を始めました。また、自宅のベランダから眺めようと思っていたので撮影はしない予定でしたが、眺めてみると近隣の建物に邪魔されていなかったので、急遽撮影してみることにしました。

しかしながら、メインマシンとして使っているカメラのピントの具合がよろしくなく、三脚をきちんと配置できるスペースもなくて手持ちで撮影するしかありませんでした。使用したサブマシンは10年以上前のものですし、非常にぼやけたものになってしまいましたが、赤銅色(しゃくどういろ)の月の脇に天王星の光も写っていました。

皆既月食

皆既食が終わって部分食に移行する場面も撮影しました。こちらもぼやけていますが、皆既食よりも光が強いためピントが合いやすくなっています。明暗の境目の青い「ターコイズフリンジ」もかろうじて写っているようです。

皆既月食(合成)

もう少し周到に準備しておけば、綺麗な写真が撮れたかもしれません。試しに以前撮影した満月をフォトレタッチソフトで皆既月食にしてみました。作業にあまり時間をかけていないので、ちょっとわざとらしいですかね。また、まったく別の日に撮影したものなので、月の表面模様の位置が若干ずれています。天王星もおまけでつけてみました。

惑星食は何百年という隔たりがあるのでロマンを感じますが、月全体が赤く染まる皆既月食も怪しげで強く惹かれます。皆既月食は三年後に見られるので、楽しみに待ちたいと思います。

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