今年の夏はふたつの朝顔を育てました。どちらも元気に花を咲かせてくれて、種もたくさん採取することができました。三年前の文京朝顔ほおずき市で購入した朝顔、今年手に入れた苗木の團十郎です。
團十郎は開花が遅くすこし心配しましたが、花をつけてからはどんどん種ができました。人工授粉はほとんど行っていませんでしたが、こまめに追肥をしていたことが功を奏したのでしょうか。
草木の様子を見ながら殺虫と殺菌もしていたので、ふたつとも健康なまま秋を迎えました。しかしながら、肥料が若干多かったためか、コナジラミが発生しています。ある程度対策はしていますが、季節が進むにつれて自然に枯れるため、現在は水をやるのみとなっています。
團十郎はあまり種をつけないといわれていますが、今年は通常の朝顔よりも種が多い印象です。咲いた花はほぼ種がついている状態で、放置して弾けないように目を配るのが大変です。なお、種をつくると体力を消耗してしまうので、花を楽しみたい場合は咲き終わったら摘んでしまうとよいそうです。
もう一方の朝顔も多くの種を採取できました。ひとつひとつが大ぶりで、来年もよく育ちそうです。それでも、今年で三回目なので、だんだんと弱っていくかもしれません。
苗から手に入れるほうが簡単ですが、種を採取して育てるのはやりがいがあって私は好きです。来年も健やかに育つように、今年の経験をしっかり活かしたいと思います。