まばゆい光

先日テレビに出演しました。これまでも何度か出演したことはありますが、テレビ局のスタジオでの生放送は初体験でした。

東京都葛飾区立石:猫

テレビ局についてはウェブ関連の仕事で何度か訪れたことはありますが、控室やメイク室、そしてスタジオに入るのははじめてです。芸能人も多かったのですが、最近はあまりテレビを観ていないので、芸能人だと認識できていない方ともたくさんすれ違っていたのかもしれません。

控室は畳があるお馴染みのもので、私のために丸々ひと部屋確保してありました。メイク室では専門の方に丁寧に化粧をしていただきましたが、本当に場違いで鏡に映る自分の姿は非常に滑稽なものでした。

さらにはカメラの前でアナウンサーの掛け声にあわせてフリップの布を外したり、タレントの方々とスタジオトークをするなど、自分の人生でまるで想像しなかった体験をしました。

スタジオの裏側は多くのプロフェッショナルがいて専門の機材が並んでいました。非常にスケールが大きく、業界の成熟度をひしひしと感じました。そんな歴史ある制作の結晶である番組に出演させていただいて光栄に思う反面、やはり自分のいる世界とは大きく異なると実感しました。

まばゆい光を浴びて人々の注目を集める芸能人は、やはりその道のプロフェッショナルです。自分と他者がほぼ一対一の世界に住む私のような人間は、その光を浴びるとかなり体力を消耗します。なかにはそのような世界を楽しめる人もいるとは思いますが、私はもっと影と溶け合うような柔らかな光に包まれていたいです。

とはいえ、なかなか体験することのできない出来事なので、とてもよい思い出になりました。次の機会があるかわかりませんが、そのときはもっとましに振る舞えたらと思っています。

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