最近、多くの人と一緒に仕事をする機会が少なくなりました。私個人の環境もありますし、新型コロナウイルスの影響やリモートワークの普及も理由にあるのでしょう。
以前は部下や後輩も多く、上司や先輩としてトレーニングすることが多くありました。意欲的に取り組む人もいれば消極的な人もいて、一律均等に育てるのは簡単なことではないと頭を抱えたものです。
頻繁に相談にくる人、表情も変えずに質問をしてこない人、皆それぞれですが私自身はひとつの個性しか持ち合わせていません。思いを打ち明けてくれたほうがわかりやすかったのですが、敢えて忙しい私を気遣って相談を控えるやさしい人もいて、彼らが安心して学べる環境を用意できないことを不甲斐なく思っていました。
仕事だけでなく学校も同じで、今まで担任になった先生たちは大変だったのだろうと思うようになりました。さらに学ぶ側は自分自身の努力で成長したのだと思い込み、教えてくれた人へ感謝の念を抱かない場合がほとんどです。教える側はあれこれ考えてくれているのに、割に合わないのではと思います。
これまで教わってきた人々への感謝を忘れず、教える場合は謙虚に相手の気持ちを考えていきたいと思いますが、本音としては教える立場にいないほうがストレスがなくていいなと思います。