新社会人

四月も後半になり、そろそろゴールデンウィークも視野に入ってきました。新社会人の方々は久しぶりの自由な時間を心待ちにしていることでしょう。

東京都豊島区池袋:猫

私が社会人になったのは二十五年ほど前、かなり昔のことです。それでも、当時のことはよく覚えています。

私は大学時代にアルバイトしていた会社に誘われて、そのまま就職しました。大学二年生から通っており、学生時代も大手外資系の自動車メーカーへウェブサイトのデザインをプレゼンしに行ったりしていました。

仕事の内容も知っていれば上司やメンバーとも気心が知れており、就職活動も必要なかったのでほとんどストレスがなかったのを覚えています。

しばらくすると業務が忙しくなり、終電帰りや徹夜が当たり前になりましたが、四月はそこまで忙しくなかったように思います。社会人のマナーや月給が新鮮で、五月病はまったく発症しませんでした。

今思えば、ほかの人たちに比べて楽ちんな社会人スタートだったと思います。出会って間もない年の差のある先輩との上下関係を意識することもなく、時間のほとんどを拘束されるという窮屈な思いをせずに過ごせたのは幸運でした。もちろん、ひとりで客先に赴いたり、ときには自分の直接的責任ではないクレームを謝罪しにいったりと初めての経験もして緊張しました。それでも、会社のメンバーがそれぞれの立場でフォローしてくれたことは今でも感謝しています。

私から新社会人の皆さんにアドバイスできることはほとんどありませんが、あまり気負わず挑んでほしいと思います。どんな小さなことでも学べば今後の役に立ちますし、少しずつ成長した自分に自信を持ってもらいたいなと思います。

ゴールデンウィークまであと少しを乗り切って、ゆっくり身体と心を休めてください。

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