先日、久しぶりに高円寺で外食をしました。いつも行くのはパートナーのお気に入りの「きよ香」というお店です。
きよ香は沖縄料理のお店で、同じ高円寺にある「抱瓶」の系列店です。ほかにも二店舗ほどありますが、個性が異なり、それぞれに魅力があるそうです。
私が初めて訪れたのは八年前ほどですが、パートナーはそれ以前からよく通っていました。何十年も通う常連客も多く、飲みの場でお話をした方は週五日通っていてボトルも二本入れているそうです。
料理は非常に美味しく、本場の沖縄料理を満喫できます。私は初めてこちらのお店で「からす」を食べて感動したのを覚えています。からすは沖縄で塩辛を指し、スクガラス（アイゴ）やワタガラス（鰹の内蔵）などがあります。島豆腐にのせて味わうとお酒がどんどん進みます。
ゴーヤチャンプルーなどの定番のものも美味しいですし、煮込みなど家庭的な優しい味わいのものが多くて時間を忘れて楽しむことができます。
きよ香の初代のおかみさんは有名で、現在では伝説として語り継がれています。現在のおかみさんはミャンマーの出身で非常に可愛らしく、彼女目当てにやってくる常連客が多いといいます。
人気店なのでいつもご多忙なのですが、お店を出るときに少しお話することができました。穏やかな物腰で思いやりの深い言葉もかけていただきましたが、現在のミャンマー情勢について心を痛めていました。
高円寺はきよ家のような飲み屋さんが多く、心が和む素敵な場所だと思います。ミャンマーも同じように早く元の穏やかな日常を取り戻してほしいと心から願っています。
